私は以前から、聖書は、私たちに多くの語りかけをあたえてくれるが、たとえや表現が理解できないことが沢山あることに気がついていました。しかし、そのうち分かるだとうとそんなことはお構いなしにしてきました。
しかし、聖書をよく読んでいると、イエス様はユダヤ人に向けて語られていますし、パウロはユダヤ人の会堂で話しています。勿論、パウロの手紙は、アジアやギリシャ、ローマの教会宛の手紙もあり、私たち異邦人向けて書かれている箇所もありますが、聖書全体としてはユダヤ人に向けて書かれているのです。ですから、聖書は、ユダヤ教の文化や習慣を知らないと正しく理解できないのです。
さて、1948年5月のイスラエル建国は預言の成就であり、イスラエルの回復です。初代教会はユダヤ人中心でしたが、国が滅び、離散状態になったため、ユダヤ人のビリーバーの教会はなくなってしまいました。しかし、約1900年を経て現代には、ユダヤ人のビリーバーが起こされています。彼らは、イエスキリストを待ち望んだメシアと信じています。これは大変なことです。
ユダヤ人は、イエスキリストを殺した民としてキリスト教徒による迫害を受けてきました。それには、ユダヤ人はイエスを信じないため、神の恵みが奪われて教会に移ったという、いわゆる置換神学が根底にあります。反ユダヤ主義の根拠となりました。
従って、メシアニックジューの方々は、ユダヤ教とキリスト教の両方の側から批判されてしまうことがあります。
しかし、聖書を読むとイエスも律法を守り、イエスを信じた初代教会のユダヤ人もまた律法を守っていました。
そうしたユダヤ人として生まれたイエシュア(イエス)を旧約聖書の預言のとおり、メシアだと信じるビリーバーが約1900年ぶりにイスラエルの地でコングリゲーション(教会)をつくっているのです。まだ、数は少ないのですが、イスラエルの国にいるのです。
素晴らしいことが起こっています。クリスチャンは過去の迫害を悔い改め、置換神学を放棄して、もう一度、聖書に立ち返る必要がありますね。信仰の兄弟であるメシアニックジューのために祈りましょう。
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