2010年3月6日土曜日

日本26聖人長崎殉教聖会

 今年も2月5日長崎殉教記念聖会に行きました。 

1597年2月5日は、日本で初めての殉教が起こりました。400年以上前のことです。豊臣秀吉が24人のクリスチャンを大阪・京都で捉え、ひと月以上かけて長崎まで連れて行き、西坂という岡の上で十字架につけて処刑しました。その時処刑された人は遂行者も加わり26人となりました。

 彼らは日本26聖人と呼ばれています。この後、日本は鎖国に入り、クリスチャンは大迫害がおこり、クリスチャンだというだけで殺されました。その数は、30万人ともそれ以上とも言われています。日本人が日本人を殺したのです。 このことは、多くの日本人は知りません。
 日本史では歴史上は、海外からの植民地になることを恐れ、鎖国を行い、キリスト教を禁止したと教わっているだけです。私たちは、歴史の真実から遠ざけられてきたことを痛感します。アジアの国のことは、中国のこと以外、韓国も含めてほとんど何も知らされていないのです。自分達はそうは思っていなくても、真実を知らないことが国と国との隔ての壁を高くしていることもあります。

 日本のキリスト教の歴史は、豊臣秀吉から第二次世界大戦終戦まで、迫害と弾圧の歴史です。そうした歴史の中にあったからこそ、私たちは殉教者の涙の祈りを忘れることはできません。ローマ帝国をはじめ、迫害のあった多くの国が迫害・殉教の上に解放されてきた歴史があります。

 やがて、日本も神の時がやってきます。いま、日本のあちこちのクリスチャンが活躍しています。財界、政界をはじめ、あらゆる分野で著名な方々が第一線で活躍しています。そうした方々は実はクリスチャンなのですね。神の愛を土台として働かれている方々が更に表舞台に現れてくることでしょう。
  
 私たちの人生は、それぞれ神の計画のうちを歩んでいますが、イエス様の十字架と共に歩む歩みなのです。長崎の26聖人殉教記念聖会は、現代に生きる私たちクリスチャンの歩みを確かなものにしてくれるものとなっています。

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