2010年1月24日日曜日

刑務所通いはやめられねえー人気落語家の話

 先日、会社のセミナーで、法務省少年院面接委員の桂才賀さんという落語家の話を聞きました。桂さんは日本テレビの笑点という番組に「古今亭朝次」として出ていた方ですが、全国各地の少年院や刑務所、拘置所の慰問活動を続けている方です。20年間で1000回以上訪問したそうですが、毎週どちらかの施設にボランティアで出かけていることになります。現在は、久里浜少年院の少年院篤志面接相談員の委嘱を受けているそうです。なかなかできない事です。
 その時、さだまさしの「償い(つぐない)」という曲をかけてくださいました。初めて聞きましたがとても感動しました。

 少年院は子どもの環境を変えてやり直させる施設だそうです。しかし、少年達の話を聞くと面会に来ない親が多いそうです。素直に表現できない少年達ではありますが、愛情をもって接してくれる人はとてもうれしいのだそうです。

 先生の一言で嬉しかった言葉「先生は、お前のこと信じているぞ」、悲しかった言葉「くずはやっぱりくずだな」、つらかったこと「友達と二人で遅刻したのに、お前はいいと自分だけは相手にされず、叱られなかったこと」

 人は相手を見て話をします。相手に応じて話し方をかえたりします。しかし、人格を否定したり、人間性を無視したりする態度に接した時は、怒りがわくことでしょう。そして、無視されたり、仲間はずれにされたり、相手にされなかったら、誰だってとっても悲しくなります。

 希望の持てない少年達は、まだ見ぬ人生を放り出してしまうかもしれません。もったいないことです。アジアには、親も親戚もいない、年齢も分からない、天涯孤独な子供たちが一生懸命生きている。そんな貧しい国もあります。愛されるために生まれたのが子ども達のはずです。

 日本は、少年達にとって厳しい社会かもしれません。しかし、この少年達が、もし、生きて働いている神様が現実におられ、一人ひとりを尊いと思われ、一人ひとりを愛しておられることを知ったら、どんなに人生が変わることでしょう。希望がもてることでしょう。

 確かに現代社会は、辛く、苦しいことが多くなっています。会社でも病気になる方が大勢おられます。ストレスに耐えかねて、どうして自分ばかりがこうなるのだろうと、自暴自棄になってしまいがちです。

 諦めないでください。神様にもとめてください。諦めるのは教会に来てからでも遅くはありません。教会で一度神様に出合ってください。神様は許してくださり、愛してくださいます。そしてあなたのこころに命の泉がわいてきます。

 ヨハネの福音書に「 わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。」と書かれています。クリスチャンには誰にでも希望の神様が共にいますよ。
 

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