2011年5月15日日曜日

東日本大震災名取市の被害状況

5月12日に宮城県名取市に行きました。
テレビで津波被害をみていたのですが、現実のすごさに圧倒されました。

それは、胸が苦しくなり、息ができなくなるような何ともいえない状況でした。
何もかも津波によって流されてしまいました。

舟や自動車、何もかも流されました。


かろうじて残った家は、窓が全て破られて、空箱のような状態で、大量のゴミが引っかかっていました。

それをみた時、これが自分の家だったたらと思うと、声が出なくなりました。

あちこちに、何か、当たり前のように舟が転がっているのです。

壊れた自動車は、空き地に何百台と山済みにされ、片付けきれない自動車が取り残されたように何台か畑にうまっている感じでした。

まだ、多くの人が見つかっていません。
名取市は、非常に平らな場所で、高台がなく、津波が押し寄せてくるなどとは誰も想像できないような土地でした。唯一の高台が、高速道路だったのです。

津波の避難訓練などたぶん想定していなかったのではないでしょうか。
平らな土地に残され物は、ビニールハウスの残骸でした。

何代にも渡り、土地を改良して、農作物を植えることができるように地道な取り組みをしてきた場所だそうです。その土地が、海水をかぶり、瓦礫がのこされているのです。

地震も怖いですが、地震後の火災が関東大震災の特徴でした。

東日本大震災の特徴は巨大津波でしょう。
その破壊力は、大火事をはるかに超えています。

自然の驚異に対して人に何ができるでしょう。

ただ祈るしかありませんでした。そして、前を向いて踏み出すしかないのです。

「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。しかし、そのようなことは産みの苦しみの初めなのです」 マタイ 24:7-8

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